My American Utopia
子供の頃はポパイに見習ってほうれん草をいっぱい食べた。 育った町には電話ボックスなどはなく物置にひそみ大きな風呂敷をなびかせて、弱きを救うためと町の空を自在に飛び回った。エンパイアステートビルによじ登るキングコングに声援を送り、星を見上げてはロビンソン一家の安否に思いを馳せていた。 年を重ねるにつれ音楽、美術、映画とアメリカからもたらされる文化には圧倒され続け30歳前後にはDAVID BYRNEに憧れてブカブカスーツを洒落込んだ。 2024年70歳を迎えた私がNYで個展を開催する事になった。 私の作品は今のアメリカでどんな捉え方をされるだろうか? この機会を与えてくれたnalatanalata の2人に心から感謝を捧げます。